ボウルに振動を起こす発振体(本体)には、様々な駆動方式があります。もっとも一般的なのが、電磁式パーツフィーダです。電磁式パーツフィーダは、アメリカのシントロン社の特許が切れたことにより、急速に広まりました。
電磁式パーツフィーダのほかに、京都モートロン社のモートロン・東芝が開発して各社から発売されているピエゾ式・デクスター社のデクスター・神鋼電機のディアルモーション等があります。NTNでは、電磁式パーツフィーダを採用した、独自の特徴的な発振体を発売しています。それぞれ長所と短所があり、どれを採用するかは使用条件やコストなどのクライアントのニーズを総合的に判断してパーツフィーダメーカーが決定することであると思います。
ですので、ユーザーが初めから推測で本体を決めて、そのメーカーに問い合わせる必要はありません。まずは、身近なパーツフィーダメーカーに相談して、要望を伝えることが先決です。良心的なパーツフィーダメーカーなら、自社のパーツフィーダ本体を無理に売りつけることはしないはずです。パーツフィーダ業界は、横のつながりがありますので、他メーカーの製品も仕入れすることができます。肝心なのは、ベストな提案ができるメーカーを選び、アフターサービスも安心できるメーカーを選ぶことだといえます。
電磁コイルと板バネで構成されたもっとも一般的なパーツフィーダです。
駆動方式によって、下記に分類されます。
水平運動のみで駆動します。振動調整不要で、電源の影響も受けず、騒音も少ない。ツーリングは、直線のシュート部のみで行います。したがって、ワークの段取り変えが容易です。
振動調整不要で、電源の影響を受けません。省エネルギーです。
ワークの高速供給を可能にします。非振動で低騒音。独特のツーリング技術が必要です。
ドラムをモーターで回転させながら、直進フィーダのシュート部にワークを落として、必要姿勢のワークのみを拾って供給する方法です。通常のパーツフィーダ・直進フィーダのセットに比べて、格段にコストを低く抑える事ができます。樹脂製で小さく、選別が簡単なワークや、ネジ類・ピン等には適しています。
ホッパ部の中にあるコの字型の板が、上下運動してワークをシュート上に供給します。ボルトやネジの供給に多く使用されます。
原理的には、直進フィーダを向き合わせて配置して、回収・選別を行います。小さいワークには、使用できます。